摘心と切り戻しは何が違うのかな…。
摘心と切り戻しはどちらも花をたくさん咲かせるのに重要だから、違いを紹介するね。
花を長くたくさん咲かせるために大きく関係する摘心と切り戻し。
摘心も切り戻しも切った部分からわき芽が出て枝数が増えるようにする作業で、目的はほとんど同じようにおもわれます。
摘心と切り戻しはいったい何が違うのか、違いはタイミングや位置に。
この記事では摘心と切り戻しの違いは何か・やり方やどこで切るかなど紹介します。
摘心と切り戻しの違いは?
摘心と切り戻しの違いは切る位置です。
摘心は茎の先端にある新芽を切り取り、切り戻しは伸びた茎や枝を全体的に切り取り短くします。
どちらも切った部分から出てくるわき芽を成長させ、枝数を増やすのが目的です。
すべての植物に摘心や切り戻しが必要とは限らないため、行うときは調べてからにしましょう。
たとえば1本立ちのひまわりなどは摘心はおこないません。
摘心のやり方
摘心は植物の新芽の部分を手で摘み取ったりハサミで切り取ったりする作業で、ピンチともいいます。
切り取った下の節の両サイドからわき芽が出て、1本だった茎が2本にとなってくように茎や枝数を増やすためにおこなう作業です。
画像は私がニチニチソウの摘心をしているものですが、摘心をせずにこのまま育てると今ある1本の茎のみが大きく育ち、数本わき芽が出るだけになってしまいます。
上記画像が摘心をしてから4日後のニチニチソウです。
切った茎の両サイドからわき芽が出ていきています。切った茎の両サイドからわき芽が出ていきています。
さらにわき芽が伸びたときに摘心をすればわき芽が2本づつ増え、全体で4本とどんどん増えていき立派な株になっていくでしょう。
植物によっては摘心がむかないものもあり花が咲かなくなってしまう可能性もあるため、必ず確認をしてから摘心を行うようにしましょう。
ニチニチソウに関する記事はこちらにあります。ぜひあわせて一読ください。
切り戻しのやり方
切り戻しは伸びた茎や枝を短く切り取り、株全体の茎や枝を小さくする作業です。
切った部分のすぐ下の節からわき芽が伸びて、切り戻し後は枝数が増えます。
葉っぱが少なくなってしまったっ場合や枝数が少ない・ひょろひょろに伸びてしまったときなど、切り戻しを行って株を整えるのが切り戻しです。
上記画像は私が育てているブルーラグーンですが、ひょろひょろに伸び倒れてきてしまったため切り戻しをしました。
ペチュニアやパンジーなどは花期が長いため、樹形が乱れてきたら切り戻しをするのがおすすめです。
満開に花が咲いてる状態を切り戻すのは、はじめは抵抗があるかもしれません。
私はいまだに切り戻しが苦手で花が咲いているとなかなか切れずにいますが、やはり切り戻しをしたほうが花数も増え樹形も見事になります。
切り戻した花は飾ったり、茎を挿し芽につかったりするのもおすすめです。
夏に強いペンタスは蒸れてしまったようで上記画のようにぐったりしてしまいました。
枯れてしまうかなとおもったのですが、弱っている部分の下あたりまでばっさりと切り戻しを実行。
株がすっきりとし風通しもよくなり、数日後には新芽が出てき復活しました。
切り戻しは植物を元気に育てるためにも、やはり重要は役割をする作業であるのを実感しました。
上記の園芸ハサミは私が使用しているもので、フラワーアレンジメントの教室でもすすめられ購入したものです。
先が尖っていてスリムなデザインであるため、握りやすく細かい作業もしやすくなっています。
ガーデニングをやっていると土が入っている袋や麻紐にも使いたくなりますが、こちらのハサミは「多用途はさみ」となっており使用ができます。
摘心と切り戻しの違いをYouTubeでわかりやすく
出典元:えみhanaガーデンちゃんねる
上記YouTubeは私が運営しているYouTubeチャンネルで、ニチニチソウで摘心と切り戻しをしています。
どの位置をきるといいか動画のほうが分かりやすい場合は、参考までにぜひ見てみてください。
摘心と切り戻しを活用して花いっぱいに!
摘心と切り戻しの違いは切る位置でした。
どちらも目的は茎や枝数を増やす・花をいっぱい咲かせるです。
植物によって摘心や切り戻しが必要がないもやタイミングがあるため、確認をしてから摘心や切り戻しを行いましょう。
摘心・切り戻しを上手に活用して花いっぱいにしてくださいね。
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