
スーパーベナは挿し木で増やせるかな……

スーパーベナは挿し木で簡単に増やせるよ。
桜のような形の花を手毬のように咲かせ美女桜ともいわれているバーベナ。
バーベナはたくさんの種類があり、なかでもPWブランドのスーパーベナは一つ一つの花が大きく生育力が旺盛で大変育てやすい品種です。
地植えや鉢植え、ハンギング、寄せ植えと様々な植え方ができるスーパーベナは、挿し木で増やして庭や花壇を飾りたいですね。
この記事ではスーパーベナの挿し木について、成功しやすい時期ややり方・冬越しについて紹介します。
- スーパーベナの挿し木の時期
- 挿し木のやり方
- 冬越しできるか
- 植え替え
- ハダニ対策
挿し木や挿し芽にして増やしたブランド苗は人に譲ったりせずに、ご自宅で楽しむ範囲にとどめておきましょう。
スーパーベナの挿し木の時期は?

スーパーベナの挿し木の時期は4~5月、9~10月がおすすめです。
生育力が旺盛であるため発根がしやすく挿し木の成功率も高いでしょう。
私がスーパーベナの挿し木をしたときは、2~3週間ほどで発根をしポットの下から根を出していました。
摘心や切り戻しなどで切った枝を使って挿し木にするのもおすすめです。
スーパーベナの挿し木のやり方

スーパーベナは丈夫で成長も早いため、挿し木の成功率も高く比較的簡単に増やせます。
写真は挿し木をして発根したスーパーベナをポットに植え替え、摘心を2回ほどした株です。
スーパーベナの挿し木のやり方を紹介します。
①挿し穂を作る

スーパーベナの枝を切り挿し穂を作ります。
丈夫な新しい枝を使い、上に2~3節ある10㎝くらいの挿し穂にしましょう。
給水面を広くするために、よく切れる清潔なハサミで切り口を斜めに切り下の方の葉を取り除きます。
容器に水または適量のメネデールなどの発根促進剤を入れ、30分~1時間くらい挿し穂を挿し給水させておきましょう。
②ポットに土を用意し挿し穂を挿す

平鉢やビニールポットなどに、挿し木用の土や赤玉土、鹿沼土、バーミキュライト、パーライトなどの清潔で肥料成分がなく保水性のある土を用意します。
水やりをして土をならしておきましょう。
そのまま挿し穂を挿すと切り口を傷つけてしまう可能性があるため、割り箸などで穴を作ります。
作った穴に挿し穂を挿し、指でぎゅっとおさえてしっかり挿しましょう。

私が使用した土は赤玉土です。以前は使い古した土を使っていましたが、赤玉土のほうが発根しやすいように感じています。

③水やりをして日陰で管理

挿し木ができたらそっと優しく水やりをします。
発根するまでは乾燥しないように水やりをし、半日陰に置いて管理しおおよそ2~3週間ほどで発根してくるでしょう。
株をそっとゆすって発根しているような感覚があったら、植え替えをして育てます。
植え替えるときは根を傷つけないようにそっと取り出しましょう。

私が育てているのはPWブランドのスーパーベル シュガ―ピンクです。
大変丈夫でわき芽を次々と出し、枝分かれしたところからお花を咲かせています。
スーパーベナは冬越しできる?

スーパーベナは半耐寒性多年草であるため、対策をすれば冬越しができます。
PWさんのホームページによると耐寒温度が-10℃となっており、「関東以西の低地であればそのまま冬越し可能」だそうです。
地域によっては霜の当たらない軒下に移動するなど防寒対策が必要になります。
冬越し前に株の体力消耗を防ぐためにも元気な葉をたくさん残して、株全体を1/2~1/3位に切り戻しておくと管理もしやすくおすすめです。
スーパーベナの植え替え

スーパーベナの植え替えの時期は冬越し後の春のはじめ頃です。
クラツヅラ科であるため連作障害が起きる可能性があります。
冬越しができたスーパーベナは植え替えをして土を新しくし、連作障害が起きないようにするのがおすすめです。
地植えの場合も違う場所に植え替えたり、腐葉土などの有機質を土に混ぜるなどして対策をするといいでしょう。
スーパーベナを挿し木で増やしていろいろ植えてみよう!

スーパーベナは挿し木で比較的簡単に増やせます。
挿し木の時期は4~5月、9~10月で、生育が旺盛であるため発根しやいでしょう。
半耐寒性の多年草であるため、関東以西の低地であればそのまま、地域によっては対策をすれば冬越しも。
スーパーベナを挿し木で増やして、地植えや鉢植え、ハンギング、寄せ植えなどしてみるのもいいですね。