
ニゲラの種まき時期はいつ?

ニゲラは春に咲く花だけど秋に種まきするよ!
春から初夏にかけて独特な形の花を咲かせるニゲラ。
羽のようなふわふわしてそうな葉っぱで、花後は風船のような形状の実をつけ中には黒い種が入っています。
切り花やドライフラワーとしても活用できるニゲラは、種からも育てられ種まきは秋(寒地では春)です。
この記事ではニゲラの種まき時期はいつかや種まきのやり方・発芽日数・こぼれ種でも発芽するかなど種まきのコツを紹介します。
- ニゲラの種まき時期
- 種まきの方法
- 発芽日数
- こぼれ種でも発芽するか
ニゲラの種まき時期はいつ?

ニゲラの種まき時期は秋まきの9月~10月です。
寒地は春の4月~5月に種まきをします。
発芽温度が20℃前後なため、少し涼しくなった頃に種まきをしましょう。
ニゲラは寒さには強いため外で冬越しができますが、暑さには弱く枯れてしまう初夏までの一年草です。
ニゲラの種まきのやり方

ニゲラの種まきのやり方です。
種は市販のものや自家採取したも用意しましょう。
①ポットや花壇に種をまく

ニゲラの種をビニールポットまたは育てる鉢や花壇に種まきします。
ポットに使い古した土を入れて水で湿らせ、ニゲラの種をまき上から土を種がかくれるようにかぶせます。
ニゲラの種は嫌光性であり発芽に光を必要としません。
種まき後は種に光が当たらないように、種がかくれるくらいに土をかぶせないと発芽してこないため注意しましょう。
②種まき後は日陰で管理

土をかぶせたら水やりをして発芽するまで日陰で管理をします。
発芽するまでは土の表面が乾かないように水やりをしましょう。
ニゲラの発芽日数はおおよそ2週間前後といわれています。

わが家は涼しくなった10月に種まきをしたところ、約1週間で発芽してきました。
鉢や花壇に直播も
ニゲラは直根性の植物で、太い根が真っ直ぐと枝分かれせずに伸びていきます。
真っ直ぐに伸びた太い根を傷つけてしまうと枯れてしまうため、植え替えの際には根っこに注意が必要です。
植え替えの回数を少なくするためにも、ニゲラは花壇や鉢に直播するのもおすすめです。
ポットに種まきをして植え替えをするときも、できるだけ幼苗のうちに行いましょう。
ニゲラの発芽日数は?

ニゲラの発芽日数は約14日です。
上記画像がニゲラの双葉で、下の方に見えるふわふわしたにんじんの葉っぱのようなのが本葉。
発芽をしたら徐々に光に当てていき、最終的には日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
いきなり直射日光に当てると枯れてしまう可能性があるため、徐々に光に当てていくのがおすすめです。

上記写真は私が種から育てたニゲラで、種はポピュラーなペルシャンジュエルです。
青・白・ピンク・紫の花で一重と八重の混合種になっているため、花が咲くまで色などわかりませんが様々なニゲラを咲かせられます。
ニゲラの発芽後の管理

ニゲラが発芽したら徐々に直射日光にあてていきます。
直根性の植物であるため、なるべく幼苗のうちに定植をしましょう。
ニゲラは日当たりと風通しのよい場所を好みます。
定植後は植え替えはしません。
ニゲラはこぼれ種でも発芽する?

ニゲラはこぼれ種でも発芽してきます。
ニゲラは風船のような実の中に種が入っており、実の上の部分にある隙間から風などでゆれると種がこぼれてきます。
こぼれ種で翌年発芽させたい場合は、実が茶色くかさかさになるまでそのままにしておくと種がこぼれて9月の下旬~10月頃に発芽してくるでしょう。
上記画像はこぼれ種で花壇に発芽してきたニゲラの10月の様子です。

ニゲラは「植えてはいけない」といわれるほどこぼれ種で発芽してくるため、2年目以降種まきをする際はこぼれ種の発芽を確認してからがおすすめです。
ニゲラの種の採り方

上記画像は自家採取をしたニゲラの実と種で、風船のような実の中に黒い種が入っています。
ニゲラの実の皮は大変薄く手で切れ、振ると上の隙間から出てくるようになっていて風などでゆれてこぼれ種になるようです。
上記画像はニゲラの種で、実の中を開けると黒い種が一つに数個入っています。
初夏に種が採れるため、種採りをしたら封筒などに入れ乾燥させ種まき時期まで冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
ニゲラを種から育てて春にいっぱい咲かせよう!
春はら初夏にかけて独特な形の花を咲かせるニゲラの種まき時期は、9月~10月(寒地では春)です。
発芽適温が20℃前後であるため涼しくなった頃に種まきをしましょう。
ニゲラはこぼれ種からも環境によってはたくさん発芽してくるため、翌年からはこぼれ種の発芽を確認してから種まきするのがいいですね。
ぜひこの機会にニゲラを種から育ててみるのはいかがでしょうか。