
ペチュニアは種取りできるのかな……

ペチュニアは種ができる品種とできない品種があるよ。
春~秋までの長い期間花を咲かせてくれガーデニングに大人気のペチュニア。
一重や八重、豊富なカラーバリエーション、雨に強いペチュニアなど、様々な品種が販売されています。
かわいく、美しいペチュニアを来春からも咲かせたいと思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ペチュニアは種取りできるのかや種の取り方・時期・種まき・こぼれ種でも発芽するかなど紹介します。
- ペチュニアは種取りできるか
- 種の取り方・時期
- 種まき時期・種の取り方
- こぼれ種でも発芽するか
ブランド苗の種や種で増やしたものは人に譲るなどせずにご自宅で楽しむ範囲にとどめましょう。
ペチュニアは種取りできるか?

ペチュニアは品種にもよりますが、種取りができます。
花が咲いたあとに花がら摘みをしないでそのままにしておくと、種ができてきます。
種を取ろうとするとどうしても切り戻しをしないでおかなくてはならないため、種取は花期のおわり頃にするのがおすすめです。
採取した種は封筒などに入れて乾燥させ、種まきまで冷蔵庫で保管しておくのがよいでしょう。
ペチュニアの種の取り方は?

ペチュニアは花が枯れ取れたあとに、上の写真のように中に種が入っているサヤができます。
緑色のサヤが熟し茶色になると割れて中から種が出てくるでしょう。
種が出てくる前に種取りをする必要があるため、サヤが茶色になった頃に摘み取ります。
茶色になったサヤが割れてくると中から種がこぼれてしまうため、割れる前に種取りしましょう。

上の写真がペチュニアの種が入っているサヤが茶色になったところです。
これくらいの時期に摘み取るのがおすすめです。
サヤの中から細かい種がたくさん出てくるため、封筒などに入れて乾燥させ種まきまで冷蔵庫で保管しておくといいでしょう。
ペチュニアの種は品種によっては種ができないものもあり、八重のペチュニアなど種ができないものは挿し芽で増やすのがおすすめです。
ペチュニアの挿し芽についてはこちらに記載してあります。
ペチュニアの種まき時期はいつ?

ペチュニアの種まき時期は暖かい地域では3月~5月と9月であり、寒冷地では4月上旬~6月下旬と9月です。
どちらの地域でも秋の9月に種まきができますが、冬越しをさせる必要があります。
ペチュニアの発芽気温が20~25℃であるため、春に種まきする場合は発芽まで保温対策が必要です。
種まきから開花までが品種にもよりますがおよそ2~3ヶ月かかるため、ペチュニアを早い時期からお花を咲かせたい場合は早い時期に種まきしましょう。

上の写真は9月に種まきして気温が下がった頃にに室内に入れて冬越しさせたペチュニアです。
ペチュニアの種のまき方

ペチュニアの種は大変小さく細かいため、種のまき方はばらまきをします。
用土は粒の細かいものがおすすめであり、培養土や配合した土の上に市販の種まき用の土をひくのもおすすめです。
平鉢やポットなどに用土を入れ水やりをし土を安定させた後、ペチュニアの種をパラパラとバラまきします。
ペチュニアの種は好光性であるため覆土はせずに、指で優しくおさえ霧吹きなどでそっと水やりをしまうしょう。

ペチュニアの種が発芽するまでは土の表面が乾かないように霧吹きなどで優しく水やりをします。
ペチュニアの種まきのやり方はこちらにもあります。
ペチュニアはこぼれ種でも発芽する?

ペチュニアはこぼれ種からも発芽します。
好光性種子であるため、ペチュニアの種がこぼれ土に深く埋まらずに光が当たっていれば発芽してくる可能性があるでしょう。
発芽の時期によっては寒さで枯れてしまうため、冬越し対策をする必要があります。
こぼれ種からのペチュニアを見つけるのも、ガーデニングの醍醐味ですね。
ペチュニアを種取りして花を咲かせよう!

ペチュニアは品種にもよりますが種ができ種取りができます。
花がら摘みをせずにそのままにしておくとしばらくしてサヤができるため、茶色になったころに摘み取りましょう。
採取した種は秋または春に種まきができます。
育てたペチュニアから種取りをして、種から育ててお花を咲かせてみるのもいいですね。