
ニチニチソウの切り戻しのやり方が知りたいな……。

ニチニチソウは時期によって切り戻す位置が変わってくるよ。
暑い夏に花壇を彩り次々と花を咲かせる大人気のニチニチソウ。
近年ではピンクやオレンジなど花色も様々で、一重や八重・小さい花のフェアリースターなど種類が豊富にあります。
毎日花をさかせてくれるため、気がついたら背が高くなっていたり枝数が少ないといったことも。
この記事では夏に大活躍のかわいいニチニチソウをたくさん花を咲かせるために、切り戻しのやり方や増やし方・冬越しはできるかなど紹介します。
- ニチニチソウの切り戻し時期
- 切り戻す位置
- 増やし方・冬越し
ニチニチソウの切り戻し時期は?

ニチニチソウの切り戻し時期は、樹形が乱れてきたり枝が長くなってきらた切り戻します。
切り戻しをすると切った枝の両脇から新芽が出て枝数が増えていくため、花もたくさん咲くようになるでしょう。
定期的に切り戻しをすると、枝数の多い立派な株になります。
上記画像は夏にこぼれ種で発芽し育ったわが家のニチニチソウで、摘心と切り戻しを何度かしたものです。
花が咲いていても気にせず切り戻す
ニチニチソウは花が咲いていても気にせずに切り戻しましょう。

花が咲いているのに切り戻しするの?
ニチニチソウは毎日花を次々と咲かせ花期が春から秋を長いため、花が咲いていても切り戻すのがおすすめです。
切り戻しをしなくてもわき芽は出ますが数が少なく、見た目もひょろっとした枝の伸びたニチニチソウになってしましなす。
株がしっかりとした形の良いニチニチソウにするためにも、花が咲いていても気にせずに枝が伸びてきたら切り戻しをするのがおすすめです。

花を気にして切り戻しをしていなかった頃があり、枝数がすくない株になってしまっています。
幼苗の合は茎の先端を切る「摘心」をするとよいでしょう。
摘心と切り戻しの違いについてはこちらに詳しくあります。
ニチニチソウの切り戻しの位置

ニチニチソウを切り戻す場合は時期によって切り戻しの位置が変わってきます。
春と秋の比較的涼しい時期には全体の1/3ほど、夏は全体の全体の1/2ほど切り取ってください。
切る枝に葉っぱが数枚ついているのを必ず確認してから切り戻しをしましょう。
葉っぱを残さずに切り戻しをすると新芽が出てこなくなってしまい、枯れてしまう可能性もあるため葉っぱが残る位置で切り戻してください。
ニチニチソウの切り戻しのやり方

ニチニチソウの切り戻しのやり方です。
切る部分は上記画像のように下に葉っぱが出ている少し上の部分を切ってください。
下の葉っぱの付け根部分の両側からまるでふたごのようにわき芽が出てきます。
わき芽が伸びた頃に伸びたわき芽を切り戻すと、さらに両側から新芽が出てくるため枝数の多い立派な株になるでしょう。
ニチニチソウの増やし方は?

ニチニチソウの増やし方はこぼれ種や種まき・挿し芽です。
上記画像は今年こぼれ種で発芽したニチニチソウで、摘心せずにいたら8月下旬ごろに花を咲かせていました。
こぼれ種や種まき・挿し芽での増やし方をそれぞれ紹介します。
①種まき・こぼれ種
ニチニチソウの増やし方は種を採取して種まきをしたり、こぼれ種で発芽したのを育てたりします。
ニチニチソウは花が咲いたあとそのままにしておくと種をつくるため、茶色くなるのをまって採取しましょう。
採取した種は封筒などに入れて乾燥させ、冷蔵庫で種まき時期まである翌年の4月くらいまで保存しておきます。
品種によっては種ができないものもあるようで、その場合は挿し芽で増やしましょう。

こぼれ種はそのシーズン中に次々とあちらこちらから発芽してきます。
種ができているニチニチソウの周りの鉢などを見てみると、ニチニチソウが発芽している場合があるでしょう。
わが家では「ニチニチソウ 桃のときめき」が毎年かなりの本数がこぼれ種で発芽し、どんどん増えていっています。
上記画像は8月にこぼれ種から発芽していたのを育て、10月にここまで大きくなりました。

早い時期にこぼれ種で発芽したものは、夏に花を咲かせるときもありますよ。
②挿し芽

ニチニチソウは挿し芽でも簡単に増やせます。
ニチニチソウは品種によっては種ができないようで、種ができない場合は挿し芽をしてニチニチソウを増やしましょう。
わが家のタトゥーは2年育てていますが種が見当たらず、株を新しく作りたかったため8月に挿し芽に挑戦してみました。
5㎝のほどの茎で切り口を斜めにきり下の葉っぱをとりのぞいたものをそのまま土に挿しただけで、数日後にしっかしと発根していましたよ。
ニチニチソウは冬越しできる?

ニチニチソウは室内で冬越しができます。
寒さに弱いため、気温が10℃を下回ると枯れていってしまうため、10℃以下にならないうちに室内に移動させましょう。
室内でも置き場所は10℃以下にならない日当たりの良いところにします。
冬越し前に一度株を全体の1/2~1/3くらいに切り戻すと、室内で管理がしやすく春になったら新芽も出てくるでしょう。

私は今年花を咲かせているほとんどが冬越しをしたもので、温かい日の日中は日が当たっているベランダに出したりもしていました。
ニチニチソウの冬越しに関する記事はこちらにあります。
ニチニチソウは植え替えに注意!

ニチニチソウは植え替えに注意をしましょう。
太い根っこが地中に枝分かれせずに伸びていく直根性の植物であるため、根っこを傷めてしまうと枯れてしまいます。
ニチニチソウは移植を嫌うため植え替えの際には根っこをさわらないように、十分注意をしてそっと植え替えましょう。
ニチニチソウのような直根性の植物の植え替えの注意点をまとめてみました。
- 種まきした際は幼苗のうちに植え替える
- 購入した苗はなるべく早く植え替える
- 苗をポットから抜くときは根っこを傷つけるないようにそっと抜く
- ポットから抜いた苗の土をおとしたり根を崩したりしない
地植えにしたニチニチソウを冬越しのために鉢に植え替えるのも、なかなか難しいかもしれません。
挿し芽を作っておき、作った挿し芽を室内で冬越しさせるといいですね。
以前に購入したニチニチソウを植え替えの際に根をくずしてしまい、たちまち枯らして経験があるため注意してください。
ニチニチソウを切り戻してたくさん花を咲かせよう!
ニチニチソウの切り戻しについて紹介しました。
切り戻し時期は樹形が乱れてきたり背丈が伸びてしまったタイミングです。
「花が咲いているのに切るのは」とおもわずに枝数を増やすと思って切り戻しましょう。
切り戻しをして形よくたくさん花を咲かせてくださいね。