
ストックの種まき時期はいつ?。

ストックは年内に開花させるには8月に種まきするよ。
春の花で優しい香りのある花を房状に咲かせるストック。
花色もピンクや白・クリームイエローや紫といった様々な色があり、一重や八重咲きがあります。
ストックは種からも育てられますが、まず知りたいのが種まき時期。
この記事ではストックの種まき時期や種まきのやり方・発芽後の管理など実際に私がそだてた画像と経験を元に紹介します。
- 種まき時期
- 開花時期と種の取り方
- 発芽後の管理
- 冬越し
- YouTubeで種まきのやり方をわかりやすく
ストックの種まき時期は?

ストックの種まき時期は8月上旬~10月下旬頃で、寒地では4月です。
秋に開花させたい場合は8月に種まきをしましょう。
8月の種まきになるとストックの発芽温度が20℃前後でであるため、クーラーの効いた室内での種まきがおすすめです。
9月の少し朝夕が涼しくなったタイミングであれば、屋外で種まきしても発芽してきましたが開花が12月以降になります。

9月以降の涼しくなってからのほうが発芽率は上がります。
ストックの種まきのやり方

ストックの種まきのやり方です。
種まきは一度にまかずに時期を少しずらして何回かに分けてまくと、先にまいたのがダメになってしまっても安心ですね。
種をすぐにまかず保存しておく場合は冷蔵庫で保管しましょう。
①鉢やポット・セルトレイなどを用意する

鉢かポット、トレイなどに種まきをします。
ストックは根が直根性であり根を痛めると枯れてしまう移植を嫌う植物です。
移植の手間を省くようにするために、育てる鉢やプランターなどに直接まくのも良いでしょう。

私の場合は牛乳パックを切ったものやプラカップに種まきをしました。
②土を入れて種をまく
種まきをするときは土は種まき用の土か使い古した土を使います。
新しい土は栄養分を多く含んでおり、発芽がしにくくなってしうため使い古した土がおすすめです。
ストックの種をパラパラとまき、種をまいたあとは種がかくれるように薄く土をかぶせます。
嫌光性の種であるストックは発芽に光を必要としないため、種を土でかくれるくらいに覆いましょう。

私は使い古した土の上に種まき用の土を薄くひいて水でしめらせ、その上にストックの種をのせ種がかくれるくらいに種まき用の土をかぶせました。
②優しく水やりをして日陰で管理
種まきができたら優しく水やりをします。
ストックの種は小さいため、普通に水やりをすると流れていってしまったり土に埋もれてしまったりする可能性も。
ジョウロなどで優しく水やりをしたり、霧吹きなどを活用したりするのもおすすめです。
発芽するまでは涼しい日陰で管理し、表面が乾かないように水やりをしましょう。

私は種まき後は他の植物の影になるような場所で管理しています。
③8月に種まきをする場合

ストックを年内に咲かせるために8月に種まきをした場合は、クーラーの効いた室内で種まきをして発芽まで管理をします。
発芽適温が20℃前後であるため、室内でも暑すぎる場合は発泡スチロールの容器やクーラーボックスを活用しましょう。
種まきしたポットなどを発泡スチロールの容器やクーラーボックスにいれ、保冷剤などで温度調節するのもおすすめです。
上記画像は8月中旬頃に室内で種まきをし徐々に外に出し、本葉が出てきたタイミングで徐々に直射日光に当てて行ったストックです。
ストックの発芽後の管理

ストックが発芽をしたら徐々に光に当てていきます。
急に強い直射日光に長時間当てるとストックがぐったりと倒れてしまうい、はっと発芽したもがダメになってしまう可能性も。
はじめのうちはこもれびが当たる程度にし、徐々に直射日光に当てていきましょう。
まずは午前中のみ光があたる半日陰の場所がおすすめです。
私が種から育てたストックはタキイ種苗さんの「ストック キスミー」です。
ピンクのチェリーの他にも黄色や白・ブルーなどあり、淡い色で大変かわいいです。
分岐性にも優れているところが育てやすいポイントですね。
ストックの種の取り方

ストックの種の採り方は、花が咲き終わったあと花がら摘みをしないで花が枯れるまでそのままにしておきます。
花びらがとれると緑色の鞘(さや)が出てくるため、鞘が茶色くなるまでまちしょう。
上記画像はわが家で育てたストックから採れた、茶色くなった鞘です。
しっかり乾燥した茶色の鞘を割ると、中にやや小さめの平べったい種が入っています。

八重のストックからは種は採れない
ストックの種は八重からは採れず、一重のストックからのみ採れます。
ストックは一重と八重がありますが、八重のストックからは種が採れず一重のストックからのみとれました。
八重咲きのストックからは種が採れないのか調べてみたところ、グリーンスナップさんの記事によると「八重咲きの花から種を取ることはできない」そうです。
一重の種からは八重は咲かないそうなので、八重のストックを種から育てたい場合は市販の種を購入して種まきをするようになります。
種を採らないときは花がら摘みをする
ストックの花は咲き終わったら花がら摘みをしましょう。
花がら摘みのやり方は花茎の付け根の部分にある葉っぱの上で切ります。
葉っぱの脇からわき芽が出て成長し次の花が咲くため、葉っぱの付けのわき芽が出てく上できりましょう。
花がら摘みをすると次々と花が咲くので、種を採る場合は花期のおわりの5月頃がおすすめです。
ストックの冬の育て方は?

ストックは耐寒性があり冬には強い植物ですが、霜などによって根が凍ってしまうと枯れてしまいます。
霜が降りる場合はココナツファイバーやウッドチップ・腐葉土などでマルチングをするなどして対策をしましょう。
鉢植えの場合は気温が下がる夜には室内に入れるなどするのがおすすめです。
わが家は温暖地で冬は雪もふり0℃以下にもなる日もあり、株元をココヤシファイバーでマルチングしてあります。
ストックのおすすめ3選を紹介!

ストックは冬から春にかけて園芸店やホームセンターなどに出回ります。
ここではストックのおすすめ3選を紹介します。
①ストック アングレーズ

「アングレーズ」はボリュームたっぷりの花と香りが魅力的なストックです。
ゲブラナガトヨさんオリジナルの八重咲き高性種。
アンティークな花色も大人かわいいイメージのカラーで、ストックのかわいさを引き立てています。
ぜひとも手に入れたいストックですね。
ストック ベイビー

「ベイビー」シリーズのストックはコンパクトで分岐性に優れています。
草丈が25㎝前後とコンパクトであるため、小さいストックを探している人におすすめです。
花がら摘みをするとわき芽がのびてたくさんの花を咲かせるでしょう。
ストック キスミー
「キスミー」シリーズのストックは「ベイビー」よりもさらに草丈が小さく、15㎝~25㎝です。
極早生・わい性品種であり、分岐性にに優れているため次々とわき芽を出して花を咲かせます。
葉は光沢のある照葉。
パンジー・ビオラなどとの寄せ植えにもおすすめです。
ストックを種まきしてかわいい花を楽しもう!
ストックの種まき時期など種まきのやり方を紹介しました。
11月頃に咲かせたい場合は8月に種まきをしますが、まだ暑いためクーラーの効いた室内で種まきをします。
気温が少し下がった9月頃になると種まきもしやすく、発芽後の管理も成功しやすいでしょう。
色々なストックの種をまいてぜひ種か育ててみてください。