
ペチュニアの挿し芽について知りたいな……

ペチュニアは挿し芽で増やせるから、お気に入りペチュニアの挿し芽を作りたいよね。
色とりどりの花色、一重や八重があり、夏の暑さに強く人気の高いペチュニア。
開花時期の春~秋までと長く咲き続き近年では雨に強い品種もあり、単植や寄せ植え、ハンギングなど様々な植え方で楽しめます。
お気に入りのペチュニアは挿し芽で増やしていろいろな場所に植えたり、冬越しもさせたいですね。
この記事ではペチュニアを挿し芽で増やす方法として、挿し芽の時期やおすすめの土・やり方・挿し芽での冬越しのなど紹介します。
- ペチュニアの挿し芽の時期
- 挿し芽のおすすめの土
- 挿し芽の方法
- 発根後の管理
- 挿し芽での冬越し
挿し木や挿し芽にして増やしたブランド苗は人に譲ったりせずに、ご自宅で楽しむ範囲にとどめておいてくだい。
ペチュニアの挿し芽の時期は?

ペチュニアの挿し芽時期は4月~7月、9月~10月です。
ペチュニアは種からも増やせますが、挿し芽のほうが簡単に増やせられます。
8月などの真夏の暑い時期は挿し芽の管理もしにくいため避けたほうがいいでしょう。
ペチュニアの切り戻しなどで切り取った枝を使って挿し芽をするのもおすすめです。
ペチュニアの挿し芽におすすめの土は?

ペチュニアに限らず挿し芽におすすめな土は、挿し芽・挿し木用の土や赤玉土、鹿沼土、バーミキュライト、パーライトなど肥料成分がなく清潔で保水性のある土です。
元肥があらかじめ含まれている培養土は発根しにくくなってしまう可能性があるでしょう。
私の場合は赤玉土を使って挿し芽をしています。
以前は使い古した土を使っていたのですが、赤玉土のほうが挿し芽もやりやすく水やりの管理がしやすく感じています。
ペチュニアの挿し芽の方法

ペチュニアは挿し芽で比較的簡単に増やせられます。
切り戻しをした茎を使って挿し芽をしました。
①茎を切って挿し穂を作る

ペチュニアの茎を切って挿し芽にする挿し穂を作ります。
茎を7~10㎝程度に切り取り、2~3節の残るようにして下の葉を取り除きましょう。
挿し穂の切り口は水分を吸収する面が大きくなるように斜めにきります。
水を入れた容器に挿し穂を挿して、30分ほど給水させておきましょう。

ペチュニアは発根しやすいため給水は水だけでも大丈夫ですが、発根しにくい場合は発根促進剤のメネデールを使うのもおすすめです。

②ポットなどに土を準備する

ビニールポットや平鉢などに挿し芽用の土や鹿沼土・赤玉土などの土を入れます。
水やりをして土を湿らせならしておきましょう。
挿し穂の切り口を傷めないように割り箸などで土にクルクルと穴を開けておきます。
今回は赤玉土を使用しました。
③挿し穂を挿す

ペチュニアの挿し穂の1/3位を開けた穴に入れます。
指でぎゅっと押さえて土と茎をつけ固定させましょう。
ぐらぐらしていたり土と茎がしっかりついていないと発根してこない可能性があるため、しっかり固定させるのがおすすめです。
挿し穂がさせたら水やりをそっと静かにしましょう。
④発根するまでは半日陰で管理

挿し芽をした後は発根するまで半日陰で管理し、土の表面が乾燥しないように水やりをします。
ペチュニアの品種にもよりますが、おおよそ2~3週間ほどで発根してくるでしょう。
挿し芽をした茎をそっと手でゆすって発根しているような感覚があったら成功です。
花壇や鉢、ポットなどに植え替えて育てましょう。

上の写真は3週間ほど経過したペチュニアの挿し芽と、発根しポットに植え替え育苗しているペチュニアの挿し芽です。
ペチュニアの挿し芽は発根するまで何日?

ペチュニアの挿し芽は品種にもよりますが2~3週間ほどで発根してくるでしょう。
サントリーフラワーズさんのペチュニアであるサファニアアート ももいろハートを挿し芽にしてみたところ、3週間後にはしっかりした3㎝ほどの根が出ていました。
挿し芽が発根する前に抜いてしまうと再び植えても切り口が傷み枯れてします場合があります。
2~3週間経って発根している様子があるか確認してから植え替えるのがおすすめです。

ペチュニアは挿し芽で冬越しできる?

ペチュニアは挿し芽でも冬越しができます。
寒さに弱い非耐寒性多年草であり耐寒温度が5℃前後といわれているため、暖かい日の当たる室内に取り込むなど冬越しの対策が必要です。
親株をコンパクトに切り戻しをして室内などで冬越しもできます。
挿し芽で冬越しをする場合は秋に挿し芽を作り育て、寒くなった頃に室内に取り込むなどして冬越しさせるのがおすすめです。

暖かい日の日中は日当たりのよい屋外に出し、気温が下がる夕方には室内に取り込みましょう。
ペチュニアのお気に入りを挿し芽で増やそう!

ペチュニアは挿し芽で比較的簡単に増やせられます。
挿し芽時期は4月~7月、9月~10月であり、真夏の暑い時期は挿し芽の管理がしにくいでしょう。
環境や品種にもよりますが、おおよそ2~3週間ほどで発根してきます。
お気に入りのペチュニアを挿し芽にして増やし、いろいろな植え方をしてみたいですね。