
モンステラの剪定はどの位置で切るの?

モンステラの剪定は成長点がポイントだよ。
葉っぱの切れ込みが独特で南国の雰囲気が漂う観葉植物のモンステラ。
長く育てていると樹形が乱れたり大きくなったりして、モンステラが倒れてきそうになってきます。
おもいきって剪定をする場合、どこで切ったら枯れないか心配になりますね。
この記事では剪定によって枯らさないためにモンステラの剪定で切る位置や時期・ポイントとなる成長点の場所や剪定後などを紹介します。
- モンステラの剪定で切る位置
- 成長点の場所
- 剪定時期や剪定後
- モンステラが横に広がるのはなぜか
モンステラの剪定で切る位置は?

モンステラの剪定で切る位置は成長点のすぐ上です。
剪定をしたときに親株から出てくる新芽は成長点から出てくるため、剪定そするときは成長点のすぐ上の節で切きます。
親株には剪定をしたときに葉っぱが残っていない状態でも、成長点があれば新芽が出てくるため問題ありません。
成長点が木質化していると新芽がでにくいため、緑の色をしている成長点で切るのがおすすめです。
成長点の場所

モンステラの成長点は茎にある節と節の間のややふくらんでいる場所です。
上記画像の水色の丸で囲ってある部分が成長点であり、節と節の間に成長点があるため残したい成長点のすぐ上の節で剪定をしましょう。
成長点がわかりにくい場合は気根が成長点から出てきているため、気根が出ている位置を確認してみるのがおすすめです。
私もモンステラをはじめて剪定したときに成長点がわからず、膨らんでいるところを残してすぐ上の節で切りました。
新芽が出きた場所を確認

上記画像は剪定したモンステラの親株から出てきた新芽です。
7月28日に剪定をして上記画像を撮ったのが8月19日。
しばらく新芽も出てきませんでしたが、2週間ほど経った頃に新芽が出はじめました。
新芽が出てきているところが成長点であり、剪定のときはこの成長点を残せば新芽が出てくるためぜひ参考にしてください。
モンステラの剪定時期

モンステラの剪定時期は5月~9月です。
暖かい時期になるとモンステラはぐんぐん成長をするため、新しい根や芽がでやすい生育期に剪定をします。
以前に姫モンステラを冬に剪定をして挿し芽をしましが、なかなか発根してこなく土に挿してある茎が傷んでしまいました。
あやうく枯れそうになってしまったため、モンステラの剪定は枯れないように暖かい時期の5月~9月におこないましょう。
モンステラの剪定後は?

モンステラの剪定後は、親株と挿し木にした株の2つで成長が少し異なってくるでしょう。
それぞれの剪定後に経過を紹介します。
親株はそのまま育てる
モンステラの剪定後は親株は根っこが残っているため、そのまま育てていれば成長点から新芽が出てきます。
わが家の場合は剪定からおよそ3週間後に新芽が出てきました。
育てているモンステラの状態や水やりの頻度・日当たりなどの環境によって、新芽が出る時期はことなるため参考までにしてください。
初めて出る新芽は切り込みが入っていないハート型の葉っぱになります。
挿し木は根っこから成長

剪定した葉っぱがある部分は気根があれば気根をいくつか付けたままにして、挿し木にします。
余分な葉っぱや気根は取り除き、茎と付いている気根を土に埋めて水やりをしましょう。
気根はなくても茎から発根して挿し木にできますが、気根が付いていれば気根から新しい根が出てくるため挿し木が簡単に成功します。
挿し木にした方はまずは気根や茎から新しい根が出てきているのが見え、その後に新芽が出てきました。
挿し木で使用した土はこちらの観葉植物の土を使用しました。
水はけがよく挿し木にしたモンステラもぐんぐん成長しています。
湿度が高い日が続くとなぜかキノコが出現してきたのが難点ですが、何度か取り除きました。
モンステラが横に広がるのはなぜ?

モンステラが横に広がってしまうのは、木陰でも日光に当たるように横へ伸びていく性質があるからです。
原産地が南アメリカでジャングルのようなところでも、横に広がって日光が当たるようにしています。
自生しているモンステラは気根を伸ばして、倒れないように支えているそうです。
わが家のモンステラも購入してから5年ほど経ちますが、年々横に広がり支柱を立てるには遅かったたため剪定をしました。
モンステラのおすすめ
モンステラは姫モンステラや斑入りのものなどたくさんの種類があります。
一株部屋に置いておくだけで南国のトロピカルな雰囲気のインテリアにもなりますね。
ここでは私がおすすめするモンステラを3選紹介します。
①デリシオサ

園芸店やホームセンターで一般的に販売されているのが、「デリシオサ(デリシオーサ)」か「「アダンソニー(ボルシギアナ)」です。
「デリシオサ」はモンステラのなかでも大きくなる品種で、一般的な家庭でも2㎜越えにも。
大きい観葉植物が欲しい人には大変おすすめのモンステラです。
観葉植物好きの人には大きくなる点が人気で、「デリシオサ」を探している人もいるそうです。
②アダンソニー

「アダンソニー」もモンステラだけに大型の観葉植物ですが、「デリシオサ」よりもやや小さめになります。
ホームセンターなどで品種が書かれていないモンステラは「アダンソニー」の場合が多いようです。
「アダンソニー」も「デリシオサ」も見分けがつかないほど似ている品種。
③斑入り

モンステラには斑入りのものもあります。
「タイコンスタレーション」が有名ですが、斑入りのモンステラ自体が希少な品種でありやや高価に。
鮮やかな緑に白のが入っていてとても素敵なモンステラです。
モンステラは成長点を確認して生育期に剪定をしよう!
モンステラの剪定は成長点がわかば簡単に剪定できます。
剪定した後の親株や挿し木が枯れないように、剪定は暖かい季節である5月~9月に行いましょう。
横に広がりすぎて自重で倒れてしまわないうちに剪定すのがおすすめです。
モンステラを剪定して親株・挿し木ともにすくすく育ててくださいね。