
ネモフィラの種まき時期はいつ?

ネモフィラは種から育てられる爽やかな青のかわいい花だよね。
春に小さな澄んだ青いかわいい花を咲かせるネモフィラ。
ひたち海浜公園などネモフィラの名所も多くあり、一面が澄んだ青になり大変きれいです。
ネモフィラは春になると苗が出回りますが、種からも育てられたくさん花を咲かせられます。
この記事ではネモフィラの種まき時期や種まきのやり方・発芽日数・発芽後の管理・水やりの注意点など紹介します。
- ネモフィラの種まき時期
- 種まきのやり方
- 発芽日数
- 発芽後の管理と水やりの注意点
ネモフィラの種まき時期は?

ネモフィラの種まき時期は9月中旬~10月上旬(寒冷地は4月中旬~5月中旬)です。
発芽適温が15℃~20℃であるため、暑さが落ち着いた頃に種まきをするのがよいでしょう。
ネモフィラは発芽率が60%以上と高いのですが、気温によっては発芽率が下がってしまうようです。
気温が高いときに種まきはしたい場合はクーラーの効いた室内や、キッチンペーパーを湿らせて種をはさみ発根させるのもおすすめです。

温暖地であるわが家は10月上旬にネモフィラの種まきをしたところ、気温が高いようで発芽してきませんでした。

10月下旬に種まきをし直したときにはほとんどの種が発芽してきたよ。

ネモフィラの種まきのやり方

ネモフィラの種まきは、ポットや育苗トレイなどに種まきをします。
根が直根性であり分岐をせずに真っ直ぐに伸びたているため、傷がついてしまうと枯れてしまいます。
直根性のネモフィラは移植を嫌うため鉢や花壇に直播するのもおすすめです。
①ポットなどに種まきをする

ネモフィラの種をポットやセルトレイなどに種まきをします。
土は種まき用の土か使い古した土を使用し、新しい土は栄養分を多く含んでいるため発芽しにくくなってしまうので気を付けてください。
種の数は直径約6㎝のポットに3~4個種まきをするのがおすすめです。
移植の回数を減らすために育てる鉢やプランター・花壇などに直播するのもよいでしょう。
②種がかくれるくらいに覆土をする
種まき後は必ず種がかくれるくらいにパラパラと覆土をしましょう。
ネモフィラの種は嫌光性の種で発芽に光を必要としないため、光が当たっていると発芽しなくなってしまいます。
必ず2~3mmほど土をかぶせて種に光があたらないようにしましょう。
種まき後は種が流れないようにそっと水やりをします。
③発芽するまでは日陰で管理

ネモフィラの種まき後は発芽するまで直射日光の当たらない日陰で管理します。
土の表面が乾かないように気を付けて水やりをしましょう。
水やりの際には種が流れないようにそっと水やりをするか、腰水にして底面吸水させるのもおすすめです。
発芽後は徐々に日光に当てていきましょう。
ネモフィラの発芽日数

ネモフィラの発芽日数は10~12日です。
発芽日数がやや長いため、忘れたころに発芽してきます。
10日~12日をすぎても発芽してこない場合は気温が高すぎるなど考えられるため、種まきをし直すのがおすすめです。
まれに発芽日数を大幅にすぎて気温が低くなった頃に発芽してくる場合もあります。
ネモフィラの注意したい水やりと肥料

ネモフィラは肥料と水をあげすぎると、徒長をしてひょろひょろになってしまうようです。
乾燥した土を好むため鉢植えは土の表面が乾いたら、地植えの場合は根付いた後は土が乾燥しない限りは雨まかせで特に水やりをしなくても問題ありません。
ネモフィラは肥料を好む草花と寄せ植えをすると徒長をしひょろひょろになってしまうため注意が必要です。
かなり少ない頻度の水やりで、ネモフィラにはちょうどいいようです。
ネモフィラの種の採り方

上記画像は私が自家採取したネモフィラの種です。
花が咲き終わったあとそのままにしておくと丸いボール状の小さな実がつきます。
実が熟すと破裂して上記画像のようになり、中にたくさん黒い小さな種が。
ほっておくとこぼれ種となりますが、ある程度熟した実を割れないうちに摘み取り封筒などに入れておくと自然に割れます。

種を採ったあとは封筒などに入れて乾燥させ、種まき時期まで冷蔵庫に入れて保管しましょう。
ネモフィラの種まきのコツ

ネモフィラを上手に発芽させるための種まきのコツをまとめてみました。
- 種まきそしたあと覆土(種に土をかぶせる)をする
- 発芽適温になってから種まきをする
ネモフィラの種まきのコツは、種まきのときに覆土(種に土をかぶせる)のと発芽適温だとおもわれます。
早く花を咲かせたい気持ちもありますが、涼しくなるのをまってからの種まきがおすすめです。
ネモフィラはこぼれ種でも増える?

ネモフィラはこぼれ種からも発芽し増えていきます。
上記画像は実家のネモフィラのこぼれ種からの発芽で、10月下旬頃にすでに本葉も出てひょろひょろにもなっていませんね。
ネモフィラをこぼれ種で発芽させるために、咲き終わったネモフィラを枯れるまでそのままにしておいたそうです。
全て種取をせずにこぼれ種になるように種を残しておくといいですね。
ネモフィラのおすすめ3選を紹介!

ネモフィラは種まき時期をすぎてしまっても、苗を購入して育てられます。
ここではおすすめのネモフィラを3選紹介します。
①インシグニスブルー

「インシグニスブルー」はネモフィラのなかでも一番ポピュラーな品種です。
爽やかなブルーが大変きれいで、満開になると一際目をひくでしょう。
はじめてネモフィラを育てる人にも、毎年育てている人にも大変おすすめの品種です。
「インシグニスブルー」は種も市販であります。

②マクラタ

「マクラタ」は5枚の花弁のふちに紫の斑が入る大変かわいいネモフィラです。
青いネモフィラだけでなく白も育ててみたいといった人におすすめの品種。
「インシグニスブルー」と並べて植えてもどちらもインパクトがあり、見ごたえあるネモフィラ畑のようになりますよ。
「マクラタ」も種も市販で購入できます。

③ペニーブラック

ネモフィラと聞くと青を思い浮かべますが、「ペニーブラック」はその名の通り中心部が黒いネモフィラです。
黒と花のふちにある白とのコントラストが大変かわいく、一見大人な雰囲気も。
ひと味違う高級感のあるネモフィラを育てたい人にもおすすめのネモフィラです。
ネモフィラの種を秋にまいて春にたくさん咲かせよう!
ネモフィラの種まき時期は9月中旬~10月上旬(寒冷地は4月中旬~5月中旬)です。
気温が高すぎると発芽してこない場合もあるため、涼しくなってから種まきをするのがよいでしょう。
早く種まきをしたい場合はクーラーの効いた室内や、保冷剤などを活用して種まきするのがおすすめです。
ネモフィラを種まきして種から育て、春に花いっぱいにしてみるのもいいですね。