パンジー・ビオラの種まきの方法が知りたいな…。
毎年パンジー・ビオラの種まきをしているから教えるね。
秋から春までと開花時期が長いパンジーとビオラ。
花色も多くあり花びらがフリルになっているものなど、様々な種類がある大人気の花です。
パンジー・ビオラは採取した種や市販の種を種まきして種から育てられ、私も毎年種まきをして花を咲かせています。
この記事ではパンジー・ビオラの種まきの方法や種まきはいつまでにするか・手順・気温・発芽率を上げるコツなど実際の経験を交えて紹介します。
パンジー・ビオラの種まき時期はいつ?
パンジー・ビオラの種まき時期は8月∼9月です。
開花を年内にさせたい場合は8月の上旬に種まきをします。
一般的には8月上旬の涼しくなったタイミングでといわれていますが、実際には最近は8月に涼しくなるタイミングがありません。
パンジー・ビオラの発芽気温が15℃~20℃であるため、クーラーの効いた室内で種まきをするなどコツが必要です。
種まきの気温とコツ
パンジー・ビオラの発芽気温は15℃~20℃です。
種まき時期の8~9月では気温が15℃~20℃にはならず、クーラーの効いた室内でもなかなか難しい場合が多いでしょう。
そこで種まきのコツとして私が実際にやっているのがキッチンペーパに種を挟んで、発芽寸前まで発根させます。
根が5㎜ほど出ているものをそっと根を切らないように取り、ポットなどに植えてあげると発芽率が高くなります。
上記画像で中央の種がちょうど根が伸びていてもうすぐ発芽しそうな状態です。
キッチンペーパーに根がからまってしまっている場合もあるため、丁寧に優しく楊枝やピンセットを使って取ります。
種の殻を被っている部分が双葉になるため、その部分を土の上に出るようにして根っこの先端が下に向くように土に植えましょう。
細かい作業になりますが、発芽する種がわかりうまくいけばすぐに発芽します。
パンジーの種まきの方法は?
パンジー・ビオラの種まきの方法には卵パックを使ったものやお茶パックなど様々あります。
今回は私がやってみた卵のパック・お茶パック・プラカップを使っての方法の私が感じたメリット・デメリットを紹介します。
他にも植物用のポットなど種まきできるため、使いやすいものでぜひチャレンジしてみてください。
方法①卵パック
卵パックに種まきをする場合は、底と蓋の部分を切って重ねて使います。
ブロックに分かれている卵が入っていた部分それぞれに水が排水できる穴をあけて、土を入れて種まきをしましょう。
自宅にあるもので手軽に用意ができるというメリットがありますが、デメリットとして土が浅くしか入れられない点があります。
私の場合ずぼらな性格であるため、気が付いたら成長しすぎていて植替えがしにくい状態になってしまっていました。
方法②お茶パック
お茶パックの使い方はまず裏返しにして底のマチをしっかりつくり、土をいっぱいにつめて種まきをします。
水を通すものであるため受け皿としてトマトのパックなどを使い、種まきをしたお茶パックを2~3個並べるといいでしょう。
メリットとして下からも水を吸い上げられるため水やりをして種が移動してしまうのも防げます。
デメリットは底がしっかりしていないため倒れやすい点があり、受け皿で支えるようにするのがおすすめです。
方法③プラカップ
プラカップに種まきををする場合は、底に排水用の穴をいくつか開けて土を入れて種まきをします。
底から水が出てくるため、受け皿を用意してください。
メリットはプラカップはしっかりしていてさらに深さがあるため、このまま大きくなるまで育てられる点です。
デメリットは今のところないと感じており、最近ではプラカップに種まきをしています。
パンジーの種まきの手順
種まきの手順としてまず種を購入したら、冷蔵庫に種をそのまま1週間程度入れておきます。
自宅で採取した種も冷蔵庫で保存していなかったら、冷蔵庫にいれましょう。
冷蔵庫に入れるのも発芽率をあげるコツで、自家採種したたねを部屋に放置したまま種まきをしたところ発芽しませんでした。
そのまま土に種まきををする場合と、キッチンペーパーで発根させる場合で紹介します。
手順1-1そのまま種まきをする手順
ポット(卵のパックやお茶パック・プラカップなど)に土を入れて、土の表面に薄く種まき用の土をひきます。
種まき用の土がなかった場合は使い古した土を使用してください。
新しい培養土であると栄養分を含んでいるため発根しにくくなります。
薄くひいた種まき用の土(使い古した土)の上にパンジー・ビオラの種をまき、土は被せずそっと水やりをして発芽するまで管理をします。→手順2へ
パンジー・ビオラの種は好光性であるため発芽に光を必要とします。種の上から土をかぶせると発芽をしなくなってしまうため注意しましょう。
手順1-2キッチンペーパーを使用した種まきの手順
キッチンペーパーを小さく折りパンジー・ビオラの種を挟み、そのまま水で湿らせビニール袋に入れ室内に置いておきます。
数日経過すると発根してしてくるため、発根した種をポット(卵のパックやお茶パック・プラカップなど)に植えます。
発根した根が少ない場合は「そのまま種まきをする手順」と同様に種まきし、根が長く出ている場合は根っこを土に植えて種の部分は土の表面にだしてください。
種の上の部分を土の入れてしまうと発芽してこなくなってしまうため、気を付けて種まきをしましょう。→手順2へ
手順2気温の管理をする
パンジー・ビオラの発芽気温が15℃~20℃であるため、種まき後はクーラーの効いた室内で管理します。
室内でも15℃~20℃が難しい場合は、発泡スチロールの箱やクーラーボックスに保冷剤と一緒にいれ、発芽温度くらいにしましょう。
パンジー・ビオラの発芽には光が必要なため、私は箱の蓋は完全にしめず開けたままか光が入る程度に開けておきました。
発泡スチロールもクーラーボックスもない場合は、気温が涼しくなるのを待って9月下旬~10月頃に種まきをしましょう。(開花時期が遅くなるだけで発芽に問題はありません。)
気温が涼しくなってからであれば、土にそのまままいてパラパラと上からうすく土をかけるだけでもコツいらずで発芽率が上がるでしょう。
フリルズ系は中大輪のパンジーで人気のある種です。
私も昨年フリズルシズルのオレンジを種まきしましたが、フリルのかわいいパンジーが咲きました。
パンジー・ビオラを実際に種まきしたのをYouTubeで紹介!
出典元:えみhanaガーデンちゃんねる
上記YouTubeでは私が種まきをした様子を投稿してあります。
動画で確認したい場合は、ぜひこちらを参考にしてください。
パンジー・ビオラの種まきをしてたくさん育てよう!
パンジー・ビオラの種まきのやり方を紹介しました。
コツをつかんで慣れれば簡単に種から育てられます。
発芽後もまだまだ小さい双葉であるため水やりで倒れやすくもあり、室内で徒長しやすいのでしっかり管理しましょう。
パンジー・ビオラを種からそだててみるのにぜひ挑戦してみてください。
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