
パンジーとビオラの違いは何?

パンジーとビオラはそっくりだから疑問に思うよね。
秋・冬から花壇を彩り5月頃まで花を咲かせる大人気のパンジーとビオラ。
毎年新し品種が続々と登場し、フリル咲きや八重・アンティークカラーのものなどつい欲しくなってしまうものがたくさんあります。
パンジーとビオラは名前は違いますが見た目はほとんど同じで、違いはどこのあるのでしょうか。
この記事ではパンジーとビオラの違いは何か、どちらが育てやすいかやおすすめ人気品種・花言葉など紹介します。
- パンジーとビオラの違い
- スミレとの違い
- パンジーとビオラで育てやすいのは
- おすすめ人気品種
- 花言葉
パンジー・ビオラの挿し芽で増やす方法はこちらにあります。
パンジーとビオラの違いは?

パンジーとビオラの違いは花の大きさです。
学術的には同じスミレ科スミレ属の植物ですが、園芸の世界では花の大きさで区別をしています。

花の大きさが4よりも大きいのをパンジー、4㎝よりも小さいのをビオラと区別し呼んでいます。
近年ではパンジー・ビオラの品種改良がどんどん進んでおり、パンジーでも花の大きさが4㎝以下のものや4㎝よりも大きいビオラもあるでしょう。
パンジーとビオラは花の大きさで区別されていますが、花数も実は異なってきます。
花が大きいだけに花数が少ないパンジーに対して、ビオラは小さい花を次々と咲かせるでしょう。

上記画像はフリル咲きパンジー「きもの」ですが、花の小さいタイプで4㎝あるかないかくらいでした。

パンジー・ビオラとスミレの違いは?

パンジー・ビオラとスミレの違いは見た目では花弁の形です。
花弁の形がパンジー・ビオラは丸みを帯びており一枚が扇方のようになっていますが、スミレは先がやや尖っており楕円形のようになっています。
花弁の形以外にもパンジー・ビオラが一年草であるのに対して、スミレは多年草です。
スミレは森林や野山・街のアスファルトの間などにも自生している植物で、古くは万葉集でも詠まれている日本に馴染みの深い植物です。

パンジーとビオラで育てやすいのは?

パンジーとビオラの育てやすさはほとんど同じで、どちらも育てやすい草花です。
どちらも花期が長く半年以上にわたって花を咲かせます。
パンジー・ビオラは耐寒性があり耐寒気温はおおよそ-10℃といわれおり、花数は少なくなりますが寒い冬でも花を咲かせるでしょう。
気温が氷点下のような朝は葉っぱや花が凍ってしまうときもありますが、自然に溶けるのを待てば復活します。

何度も頻繁に凍ってしまうと傷んでしまうため、マルチングをするなどして対策しましょう。

冬場の水やりも水分がたくさん残っていると凍ってしまうため、午前中にすませたほうがいいね。
パンジーとビオラのおすすめ人気品種

パンジーとビオラは毎年どんどん進化をし、新しい品種が次々と登場しています。
シーズンになるとどれを購入しようか迷いますね。
ここではパンジー・ビオラの人気品種を紹介します。
①シエルブリエ

花日和さんの大人気フリル咲きパンジー「シエルブリエ」。
パステル調の花色で白、黄、ピンク、紫、ブルーなどがあり、ブラッドオレンジは新色です。
咲き進うちに花色が変わってきて、透き通ったような色にフリルがなんともかわいいパンジー。
『趣味の園芸』でも紹介されていた品種です。
②ローブドゥアントワネット

毎年大人気のサトウ園芸さんのパンジー「ローブドゥアントワネット」。
パンジー「ドラキュラ」と共になかなか入手困難な品種です。
ピンクや紫など淡い色から濃い色まで花色があります。
立体的な巻きの強いフリル咲パンジーで大変希少なため、みつけたらぜひ購入したいですね。
③ミルフル

大人気サントリーフラワーズさんのフリル咲きビオラ「ミルフル」。
花の色合いが幅広いのが特徴で、一つ一つ異なった表情をもつユニークなビオラです。
花付もよく寒い冬でも次々と花を咲かせてます。
豪華で華やかなミルフルで冬に花壇を飾るのもいいですね。
④なごみももか

「なごみももか」シリーズは、淡いパステルカラーのやわらかい雰囲気のビオラです。
「ももか」シリーズよりもたくさん花を咲かせるのが特徴。
寄せ植えやハンギング・花壇に植えるなどさまざま。
花首も短めで株がコンパクトなビオラシリーズの「ももかKIDS」もあります。
⑤虹色カレン

人気の高い見元園芸さんのビオラ「虹色カレン」。
見元園芸さんは毎年新しい品種を誕生させており、「虹色カレン」も虹のようなグラデーションが見られるビオラです。
「虹色カレン」のようなうさぎ型のラビットビオラの他にも、フリルビオラや極小輪のビオラもあります。
ぜひお気に入りの見元ビオラをみつけてみてください。
パンジーとビオラの花言葉

パンジーとビオラの花言葉をまとめてみました。
色によっても花言葉がことなっているため、ぜひチェックしてみてください。
パンジーの花言葉
パンジーの花言葉は「もの思い」「私を思って」などです。
色によっても異なるためまとめてみました。
- 白:「温順」
- 赤:「思い出」
- 黄:「つつましい幸せ」「田舎の喜び」
- 紫:「思慮深い」
- オレンジ:「天真爛漫」
ビオラの花言葉
ビオラの花言葉は「誠実」「信頼」「少女の恋」「私を想って」などです。
パンジーの花言葉と同じようですが、「少女の恋」は「ビオラの花が咲く様子がうつむきがちで、片思いをしている人の姿に見えたから」など諸説あります。
ビオラの色別の花言葉をまとめてみました。
ビオラには色別の花言葉があるといわれてもいますが、明確には決まっていないとう説もあります。
- 白:「純粋」
- 赤:「思い出」
- 黄:「小さな幸運」「ささやかな幸せ」
- オレンジ:「天真爛漫」
パンジー・ビオラで花壇を彩ろう
パンジーとビオラの違いは花の大きさです。
花の大きさが4㎝より大きいものをパンジー、4㎝よりも小さいものをビオラと園芸の世界では呼んでいますが、学術的には同じスミレ科スミレ属。
パンジー・ビオラはどんどん品種改良され、毎年新しい品種が続々と登場しています。
ぜひこの機会にお気に入りのパンジー・ビオラをみつけて、花壇を彩ってみてくださいね。